forecast4’s diary

最近、散文詩にはまってます。

forecast

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先を読むだけだろう


朝の光を見るように


後を追い払えばいいだろう


夜の闇に消えるように


止まない雨はないと誰かが言った


雨は止むものだろう


覚めない夢はないと誰かが言った


夢は覚めるものだろう


先に見えるものは何か


光のレースか


闇のレースか


先に聞こえるものは何か


太陽の鼓動か


月の静寂か



明を目で感じるんだ

目を明で見るんだ


決まっている


決まっている


過去が時を読んだように


未来が時を描くんだ


forecast

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白地図に色を塗って

白地図に色を塗って



何もない場所

人もいない場所


白地図の上を

歩いてみる


足跡の軌跡が続いていく


軌跡が奇跡に鳴るのさ


色のない場所

時のない場所


白地図に色を

塗ってみる


色々な世界が色に鳴るのさ


白地図に色を

塗ってみる


赤が争いの色なら

空で塗り変える


黒が不毛の色なら

雲を塗ってみる


白地図に色を

塗ってみる


それが僕らのはじまりさ。







寂しさ

寂しさ


雪の街には、寂しさがある

冬音の寂しさ


海の街には、寂しさがある

波音の寂しさ


どっちがいいのだろう


桜が咲く頃には、

この寂しさはいつも消えている


紅葉が始まる頃には、

この寂しさもいつも消えている


僕だけだろうか


みんなが春夏秋冬を唄っている


僕は春秋を唄ってみよう


寂しさが恋しさに変わるよう

寂しさが愛しさに変わるよう


いつか君と過ごした

冬夏を唄えるよう